天気が良い日に洗車をしたとき、右フロントバンパーに飛び石と思われるキズを発見!
ヘッドライトとLEDアクセサリーライナーの中間の位置に小さな傷があり、サイズはおよそ米粒大です。拡大してみると塗装の一部がめり込むようになっており、周囲と分離しかけてるように見えます。
公道を走り続ける以上、多少の傷はやむを得ないことです。しかし、少しでも長くベストな状態で乗り続けたいので補修してみることにしました。
タッチアップペン補修で揃えたもの
純正タッチアップペン
外装色コードは助席側ドアを開け下方にあるステッカーで確認できます。クリスタルホワイト・パールの場合、色コードは「K1X」です。ディーラーで発注し約1週間かかり、手元には2本届きました。
カラーベースは先に着色するために塗り、マイカベースはキラキラと輝く粒子の入ったクリア状の上塗りです。
価格は1本あたり700円(税別)でした。作業して感じたことは、修復スキルに自信が無ければカラーベースのみ購入することを強く推奨します。カラーを塗って色違いが気になるなら、あとでマイカベースを追加した方がいいと思います。
シリコンリムーバー
ペイントをする前に脱脂するためです。乾燥前なら余分な塗料を取り除くこともできます。
耐水ペーパー・マスキングテープ
耐水ペーパーは2000番くらいを用意しようとしてたところ、近所の100均ショップに1500番があったのでこれを使用します。マスキングテープはペイントや研磨するときに用います。
コンパウンド・その他
仕上げ用の極細目コンパウンドと、あれば便利なものとして爪楊枝や綿棒があります。
タッチアップペンによる作業記録
必要なものを揃えたとことで早速作業に入ります。大きな流れとしては下地処理、塗装と乾燥、研磨という順です。タッチアップペンは表面はすぐに乾燥しますが1週間くらいを目安に硬化させることに注意しましょう。
下地の確認と塗装前の処置
ペイントをする前に、剥がれかけた塗装をそっと爪楊枝で取り除きました。下地がはっきり見えますが、大きな傷は無いようなのでまずシリコンリムーバーで塗装箇所を丁寧に拭きます。
脱脂をしておかないと塗装との密着が弱くなり、簡単にぽろっと剥がれたりします。
タッチアップペンで塗装を乗せていく
マスキングテープで傷の周囲を覆うようにし、ベースカラーを塗ります。傷の確認がしやすいようにセロテープを使用しました。なるべく薄く塗るために細筆で塗ろうとしましたが、塗料が下地へ密着(乗り)しないので付属の筆で塗っていきました。
万が一塗料がはみ出したりしたときは、すぐにシリコンリムーバーを布に拭けばふき取ることができます。完全に乾かなけば結構とり切れるので簡単にやり直せます。
一度塗って約10分放置し、表面が乾いたら再度塗料を塗りました。塗ってから硬化させるために1週間待ちます。
塗料の乾燥を十分に待ち、マスキングして研磨をする
タッチアップペンで塗ってから1週間経ってみると想像以上に塗料が痩せず少しポッコリと盛り上がっています。
このままだと塗った感が強いので耐水ペーパーで塗装面を揃えていきます。1500番の耐水ペーパーで磨きます。傷が小さいのでライターにペーパーを巻き削りました。
マスキングテープは2~3枚くらい貼ってあります。削る範囲はまず塗料に沿った形状で限局的にし、徐々にタッチアップペンの補修箇所とマージンを取るようにしていきます。ペーパーである程度高さを揃えることで、後のコンパウンドの作業が楽になります。
バンパーとの食いつきが悪いのか力をかけずに研磨していても塗料が少し剥がれてしましました。微妙に穴がありますがタッチアップペンのやり直しは泥沼にはまりそうなので割り切ってコンパウンドをかけていきます。コンパウンドは細目からでなく極細目で数回かけます。
タッチアップペンでの補修結果
コンパウンドをかけ、水ぶきをして仕上げは完了です。段差がほとんど消えたことで色の違いは気にならなくなりました。
色の違いが少しでも判別できるように角度を変えてみました。上塗りを塗ってなくても多少距離があれば自然に見えます。
近くで見れば色は違うけど高さが揃ったので目立たなくなりました。マイカは準備してありましたが、塗装面の高さをマイカ込みで調整するのは困難と判断し、上塗りは行いませんでした。ディーラーやプロの板金の方からも上塗りは難しいのでカラーベースのみにしてマイカは避けた方が良いと聞きました。
まとめ
タッチアップペンで完全に傷を消すというほどでないものの目立たなくすることができました。飛び石や虫など走行中は神経使って走っても避けられない場合があります。
小さな傷は、車と一緒に走り込んだ証だと自身へ言い聞かせつつ、楽しく乗っていきたいです。もし傷が増えたら大胆にカーラッピングやオリジナル塗装など前向き考えるのもいいですね。