クロスオーバー7の事故から学ぶ!車両保険の選び方

クロスオーバー7を新車で購入したとき、前の車からの引継ぎで保険を契約しました。車の任意保険は主に4つの補償内容に分けることができます。1つ目は自身への補償で運転者・搭乗者に対する「人身傷害補償」、2つ目は事故をした相手方への「対人賠償・対物賠償」、3つ目は車両本体の損害へ対する「車両損害補償」、4つ目は「特約」と言われ必要に応じて追加をする補償です。

新車や盗難のリスクが高い人気車種の場合、万が一を想定して車両損害補償、いわゆる車両保険に加入している方は多いです。もし車自体の価値が少なければ(目安は80万円以下)、保険料を安く済ませるために車両保険をつける人は少なくなります。

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クロスオーバー7の車両保険を比較

私はこれまでずっと「マイカー共済」を利用しており、クロスオーバー7へ買い替えをしたときに車両の補償内容と保険料について詳細に相談をしました。

試算をした条件

車両保険って高いというイメージがあるけど、実際どうなのか車両損害補償をいくつかの場合に分け金額をまとめてみました。普段バイクへも乗っているため18,360円のファミリーバイク特約(人身傷害補償付き)を付けています。家族で原付バイクに乗る人がいない場合は単純にこの金額を差し引いてもらえばOKです。

運転者の条件
年齢条件26才以上
運転者・配偶者限定
22等級(64%割引)

基本補償

自分への補償
人身傷害補償:3000万円
無共済車障害:無制限

相手方への補償
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限

人身傷害補償は最低限の金額のみにしています。(生命保険に加入しているのでこれ以上は不要です。)
無共済車障害は事故を相手が無保険で賠償能力が無い場合の補償です。

その他・備考

  • マイバイク特約(ファミリーバイク特約):人身傷害補償3000万、対人賠償無制限、対物賠償1000万
  • 団体加入による割引を含む

車両損害補償の種類

万が一事故が起きたときに自分の車に対して支払われるものです。
マイカー共済の場合、いたずらや天災など最も幅広く補償する「一般補償」、一般補償から自損事故、あて逃げの補償のみを除いた「エコノミーワイド」、他の車との接触事故の場合のみ適用される「エコノミー」という3つのタイプがあります。

新車購入の場合、悪戯や盗難などのリスクにも備えるために「エコノミーワイド」以上の補償は欲しいところです。

車両の補償金額は300万円を想定

車両へかける補償金額は、購入した金額あるいは車両本体相当額くらいが一般的です。実際購入するにあたりナビや諸費用など含めるときりが良い300万円として計算しました。

車両保険を使う場合、自分でいくら負担をするのかによって(免責金額)保険料が変化します。それでは補償のタイプと免責金額を変化させた内訳をみてみます。

一般補償の場合

免責0円:90,870円
免責5万円:79,890円
免責10万円:68,320円

エコノミーワイド

免責0円:58,530円
免責5万円:54,450円
免責10万円:50,150円

実用レベルの変更で最大差額は4万円越え

ファミリーバイク特約(18,360円)を付帯しているため、全体的に少し金額が高めになっています。補償の範囲を一般補償かエコノミーワイドに変えるだけでも差額は1.8万~3.2万の差がります。自損やあて逃げといった事故のリスクが高い場合を含める一般補償はやはり金額が高いです。。

自分で負担する免責金額を変化させた場合の差額は、一般補償で最大2.2万円、エコノミーワイドで最大0.8万円です。エコノミーワイド自体金額が抑えられているので差額は少しくなっていました。

一般補償ってあらゆる場合を想定できるけど、普段使わない保険に払い続けるにはなかなか厳しい値段をしています。

事故に遭って見直したクロスオーバー7の保険

先日アパート敷地内の駐車場で、こちらが停車をしているとき隣へ駐車しようとした車にぶつけられました。過失割合は相手方が10割となり、示談が成立したためバンパー交換をディーラーにて行いました。

相手方と話をしていたとき、保険の考え方について改めて考え直させられる事がありました。事故が起きた後、相手は保険を使うかどうかすぐに保険会社へ連絡を取りました。、保険を使った場合と自己負担の場合を比較してどちらがお得になるのか、見積もり金額によって変わるので修理予定金額を確認してほしいと言われたため、そのままディーラーへ直行しました。

ディーラーで見積もりをしたところバンパー交換にかかる費用は80,849円。金額を相手に伝えると等級が下がって支払う保険料が多くなる(3年で約11万増らしい)ので自費で出すと言われました。万が一のときに使えるはずの保険が支払う金額によって機能できなかったというのは、すごく衝撃的なことでした。

事故や損害の程度による等級と保険料の変化

個人で契約をするノンフリート等級制度の自動車保険の場合、事故の種類によって等級の変化はどんな保険会社であっても同じように変化します。事故で保険を使うと基本は3等級ダウンし、自然災害や盗難では1等級ダウンになります。また保険を使っても等級がダウンしないノーカウント事故があります。それぞれの具体的な例は、「ソニー損保で分かりやすく解説してあります。

3等級ダウンは3年で約9.3万増、1等級ダウンで約3万円増

保険料を5万円とした場合、「ソニー損保」で概算保険料を算出してみました。自然災害、盗難を除いていわゆる事故をした場合は10万円くらいまでの修理代は自腹で払うしかないということになります。車両保険について免責0円だとすごく保険が使いやすいように思えますが、実際は保険料の値上げことを考えると免責はある程度含めた方がいいって計算になります。

盗難くらいの大きな損失があるとなると、高い保険料にもうなずけますが今まで無事故の人、ほとんど事故しない限り多少の免責を払う方が大幅に保険料は軽減されます。見方をかえれば免責を0円から10万円にすればバンパーをこすっても10年後に交換すればおつりがかえってきます。

免責を10万円に設定した場合のデメリットは、約20万円以下の事故では保険が使いにくいことです。20万超える事故となるとバンパー交換レベルより強い衝撃が必要になります。友人の事故でゆっくり走行して電柱に衝突したときの費用がそれくらいでした。

まとめ

あて逃げは仕方無いけど、自損については運転者本人の問題です。年間の保険料を最低限に抑えれば欲しいパーツや新しい車の購入代金として残すことができます。

私の場合、補償と料金のバランスを考えて「補償タイプ:エコノミーワイド、免責:5万円」に決定しました。保険はこれまで一度も使っていないので、車両保険は「車として価値のある期間のみ」にして、年月が経過したら外す方向でいきます。

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